お姉ちゃん、弟くんのために500mになっちゃった。ほら、見える?
聞こえてる? もう一回聞くね。 身長500mになったお姉ちゃんの姿、見える? 近すぎて逆に見えないってこと、ない? 大丈夫? ……うん、それならよかった。 突然びっくりさせちゃってごめんね。 お姉ちゃん、弟くんのために大…
聞こえてる? もう一回聞くね。 身長500mになったお姉ちゃんの姿、見える? 近すぎて逆に見えないってこと、ない? 大丈夫? ……うん、それならよかった。 突然びっくりさせちゃってごめんね。 お姉ちゃん、弟くんのために大…
「アレルがどんな職業を与えられるのか考えていると、お父さん、緊張のあまり昨日は一睡もできなかったぞ!」 「ふふふ、お母さんも自分のとき以上に緊張していますよ」 「アレルならきっと【上キンキンキンキンキン!!…
「甘い!」 メイド服の少女は教会の薄暗さを切り裂くような助走を終えると、床から飛び立った。 体を天井付近まで届かせ、両手の刀を頭上まで振り上げる。 「そこっ!」 すでに振り下ろされていた刀から三日月に似た白色の衝撃波が飛…
俺はファミレスの窓際でコーヒーを口に含んだ。 その席は柔らかい日光に包まれ、 テーブル全体がまるで光の洗礼を受けているようだった。 俺の向かいには彼女が座っており、 白い光に包まれながらオレンジジュースのグラスを、薄桜色…
「おーい!」 街全体の建物をビリビリと震わせるほどの大音量が空気を切り裂いた。 突然の大声に街中の人々は驚き、一斉に声の発生源に目をむけた。 そこには駅前の30階建てビルをはるかに超える大きさの少年が、 下界を見下ろし、…
午後の日差しが、病室のベッドを柔らかく照らしている。 少年は上半身を起こしたまま、窓をぼんやりと眺めていた。 5階からの眺めは街を一望できた。 清涼感をつきぬける秋晴れが、木の葉を薄く、人々の身なりを厚くしている。 秋風…
「神社モドキ」なるサイトをご存知でしょうか。 巨大娘を扱うウェブサイトのリンク集です。 昔から運営されており、知っている方も多いでしょう。 しかし、SNSの発達の著しい昨今、神社モドキさんのようなリンク集を使わなくとも、…